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30代以降に多い「乾燥毛穴」とは?冬の毛穴は保湿が肝心

夏に毛穴が目立ちやすくなるのはわかりますが、乾燥する冬に毛穴が目立つのはなぜでしょうか。毛穴に白いポツポツがあって気になり、何度も念入りに洗顔していませんか?

実は、冬に毛穴が目立つのは、乾燥が主な原因の「乾燥毛穴」です。間違ったスキンケアでますます乾燥を導いているかもしれません。効果的な保湿を徹底すれば、毛穴は目立たなくなります。その方法をお伝えしましょう。

乾燥して毛穴が目立つのはなぜ?

夏は汗をかきやすく、皮脂の分泌も盛んで、皮脂の出口である毛穴が開きやすくなります。では、乾燥で毛穴が目立つのはなぜでしょうか。その原因をみていきましょう。

皮脂が増えると毛穴が目立つ

皮脂腺は毛穴の中にあります。体の中では顔が、頭皮の次に多くあります。そのため、皮脂の分泌が多いとお肌の毛穴の開きが気になるのです。

皮脂の役割は、肌を外部の刺激から守る役割や、肌内部の水分の蒸発を防ぎ保湿する役割などがあります。しかし、皮脂が過剰に分泌されると、毛穴に余分な皮脂がたまって広がり、毛穴が目立つ原因になります。

さらに、たまった皮脂は汚れとまじって白いプツプツができたり、酸化して黒くみえるようになります。

肌が乾燥すると皮脂が増える?

肌が乾燥していると脂っぽさはあまり感じないように思えますが、乾燥によって皮脂が増えることがあります。

皮膚が乾燥すると、外部からの刺激に弱くなり、ダメージを受けやすくなります。そのため、皮膚を守るために皮脂を多く分泌させようという機能が働きます。

30代以降に多い「インナードライ肌」は、皮脂分泌が多いのに、肌の内部は水分が不足している状態です。このタイプの方は、肌のテカリに悩み、皮脂を落とすために丁寧に洗顔している方が多いですが、皮脂を落とせば落とすほど、皮膚は皮脂が足りないと思ってより多く分泌するのです。

皮脂だけではない毛穴開きの原因

乾燥で毛穴が目立つのは、皮脂が過剰に分泌されることだけではありません。

肌の表面には皮溝(ひこう)と皮丘(ひきゅう)と呼ばれる部分がありますが、この二つが肌のキメと呼ばれるものです。キメが細かい人は、皮丘に水分がたっぷり含まれてふっくらとしており、皮溝の幅が狭くなっています。肌の質感はなめらかで、毛穴も目立ちにくいのです。

肌が乾燥すると、皮丘はしぼみ、皮溝の幅も広がり、肌はデコボコとして毛穴の目立つ肌になります。

乾燥で「たるみ毛穴」も引き起こす

乾燥そのものでも毛穴が目立ちますが、保湿ケアを怠ると肌の老化を促進させ、「たるみ毛穴」ができやすくなります。毛穴がしずくのように細長く見えるのは「たるみ毛穴」の特徴です。

肌がたるむのは、肌のハリと弾力が低下するためです。真皮内にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きで、肌の弾力を保つコラーゲンやヒアルロン酸を作り出しています。老化によって線維芽細胞の働きが衰えるので、30代以降は毛穴がたるみやすくなります。

このような線維芽細胞の働きは、老化だけでなく、乾燥によっても衰えるのです。乾燥で紫外線からのダメージも受けやすくなり、さらに肌の老化が加速してしまいます。

乾燥による毛穴は保湿ケアで改善

乾燥が原因で毛穴が目立つ場合は、保湿すれば改善します。しかし、日々の間違ったスキンケアで乾燥を導いている可能性もあります。ただでさえ乾燥しやすい季節には、正しい保湿ケアも学んで実践しましょう。

気をつけよう!乾燥させるスキンケア

気になる毛穴に、ついついやりがちな間違ったスキンケアを挙げてみました。以下のようなケアを続けていると、保湿効果が半減しますよ。

熱いシャワーで洗顔

寒い冬には熱いシャワーを浴びたくなりますが、皮脂を必要以上に洗い流してしまうので避けましょう。

洗顔するときのお湯はぬるま湯にしましょう。熱いお湯とシャワーの刺激は肌にダメージを与えます。寒い場合は浴室を温めたり、顔だけ洗面所で洗ったりと工夫しましょう。

一日に何度も洗顔する

毛穴の汚れが気になるからと、一日に何度も洗顔すると、必要以上に皮脂も水分も奪われてしまいます。たとえ、やさしく洗顔していたとしても、肌には多少の刺激が加わります。洗顔料やクレンジング剤も肌への刺激になります。この刺激が乾燥の原因になるのです。

洗顔は多くても朝・晩の一日2回にとどめておきましょう。ただし、洗顔料をつかわない「お湯洗顔」は人によっては合わない場合も。肌にやさしい洗顔料をつかって古い角質を落とす方が、その後の保湿効果を感じやすいと考えられます。

ゴシゴシとこする

毛穴の汚れをとるためにゴシゴシこすると、肌に刺激を与えます。肌表面の角質層がダメージを受けてボロボロになると、肌内部の水分がその隙間から逃げやすくなってしまいます。ゴシゴシこすってもこびりついた毛穴が一度にとれることはありません。正しい洗顔方法でこまめに取り除くことを意識しましょう。

毛穴パック

シートタイプで剥がすと毛穴の汚れがとれるという毛穴パックがありますが、乾燥毛穴にはあまりおすすめできません。他にも、爪で押し出したり、ピンセットで取り除く人もいますが、無理やり角栓をとる行為はやめておきましょう。

毛穴パックは一時的にはスッキリしますが、肌に大きな負担をかけています。そのダメージで毛穴に炎症や色素沈着をおこす可能性があります。毛穴の角栓が気になる場合は、温タオルで毛穴を開かせてからオイルクレンジングでやさしく洗いましょう。一度にすべて取ろうと思わないことです。

乾燥毛穴を防ぐ洗顔方法

肌の乾燥を防ぐには、洗顔が大切です。正しい洗顔のポイントを確認しておきましょう。

・お湯の温度はぬるま湯で。肌と同じか少し低めの温度が適温です。
・洗顔料をつける前に、顔を十分に濡らします。
・泡立てるタイプの洗顔料は、しっかりと泡立ててから洗います。
・オイルタイプや泡立て不要の洗顔料は、手のひらになじませてやさしく洗います。
・すすぎもやさしく、しっかりと行います。
・タオルは吸水性のよい柔らかいものを使い、こすらないように拭きます。

洗顔のポイントは、はじめから最後まで、「やさしく」です。決してこすらないようにしましょう。

化粧水と美容液でしっかり保湿

乾燥を防ぐために、洗顔後すぐに化粧水や美容液で保湿しましょう。洗顔後は余分な角質と皮脂がとれて、肌が無防備な状態です。このままで放置すると、肌内部の水分がどんどん蒸発していきます。ポイントは、しっかりと水分を入れ込むような感じで行うことです。

肌の最も外側にある表皮は、表面から角層(かくそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)の4層で構成されています。角層の中に肌の保湿成分である天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質(セラミド)があります。そして、表皮の一番奥の基底層で新しい細胞を生み出しています。

肌にしっかりと水分を届けるには、水だけではいけません。肌の保湿成分であるNMFとセラミドが含まれた化粧水を使いましょう。また、より水分が届きやすいヒアルロン酸や、基底層まで浸み込むヘパリン類似物質にも注目です。どちらも、もともと肌にある成分なので安心と言われています。

水分はできるだけたっぷりと肌に入れ込みましょう。肌に含むことができる水分は限られていますが、洗顔後の古い角質がとれた柔らかい肌なら水分が浸透しやすくなります。乾燥で毛穴が目立つときは、この段階での水分補給が大切なのです。

油分で保湿成分を閉じ込める

化粧水や美容液だけでは保湿は不十分です。乳液やクリームをつかって肌表面に蓋をするように、水分を閉じ込めましょう。

皮脂が原因で毛穴が気になる方は、肌に油分を与えるのに抵抗があるかもしれませんが、この工程を怠ると、せっかく肌に浸透した保湿成分が再び蒸発してしまう可能性も。油分が高めのクリームは、皮脂の多いTゾーンに無理に塗る必要はない人もいますので、自分の肌状態を見極めて使いましょう。目元や口元はかさつきやすい箇所なので、しっかり塗っておきたいところです。

肌のターンオーバーを促進させるケア

「乾燥毛穴」にも「たるみ毛穴」にも、保湿だけでは限りがあります。普段の生活にも気を付けて、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進させましょう。

十分な睡眠とストレスケア

肌のターンオーバーは、睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きです。睡眠不足やストレスで睡眠の質が下がると、成長ホルモンの分泌が減るのでターンオーバー機能が乱れます。

肌のターンオーバー機能が乱れると、保湿に不可欠なNMFやセラミドを生成する機能が衰えて「乾燥毛穴」になりやすくなります。また、肌のハリや弾力を保つのに必要なコラーゲンやヒアルロン酸を生成する機能が衰え、「たるみ毛穴」の原因にもなります。

質のよい睡眠をとるためには、寝る前の習慣とストレスケアが大切です。特に寝る前にスマホをチェックする習慣のある人は今日からでもやめましょう。スマホに限らず、テレビやPCから発せられるブルーライトはメラトニンの分泌を抑制させて眠りを浅くします。

寝る1時間前にはスマホなどの強い光を避け、かわりにストレッチをしてゆったり過ごせば、ストレスも緩和されて自然な眠りにつくことができます。

ターンオーバーを促進させる食べ物

乾燥による毛穴の目立ちを改善するためには、食事で改善する方法もあります。肌のターンオーバーを促進させるのに役立つ栄養素をみてみましょう。

・ビタミンA
皮膚を修復し、新陳代謝を促進する働きをもつ栄養素です。ニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

・ビタミンB群
皮膚や粘膜の健康に役立つ栄養素です。ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種類のビタミンの総称です。乾燥肌や肌荒れの改善も期待できるので、しっかり摂っておきたい栄養素ですね。
豚肉、卵、大豆、乳製品などに含まれています。

・ビタミンC
老化を防ぐ抗酸化作用があり、美肌には欠かせない栄養素です。コラーゲンの生成にも関わる栄養素なので、「たるみ毛穴」防止にも役立ちます。イチゴなどのフルーツやブロッコリーなどの野菜類に多く含まれています。熱に弱いので、生で食べられるフルーツをとりましょう。

食物から肌に効く栄養素をとることも大切ですが、血行をよくするのも大切です。そのためには、食事に温かいものをとることを意識しましょう。気温が下がると体が冷えやすくなるため、体を温める効果のある大根やかぼちゃなどの冬野菜を中心に摂るとよいですよ。

紫外線対策をしっかりと

紫外線は肌の老化につながり、乾燥の原因になります。夏だけでなく冬でも降り注ぐので、紫外線対策は怠らないようにしましょう。

肌が乾燥していると、紫外線の影響を受けやすくなります。保湿ケアはしっかり行い、外出時は日焼け止めクリームを塗って、素肌で出かけないようにしましょう。冬でも油断しないことが肝心です。

乾燥による毛穴の開きは保湿対策で改善

冬でも気になる毛穴の悩みは、ここで説明した保湿対策で改善することができます。乾燥による毛穴の開きは保湿で改善できますが、悪化してたるみ毛穴になると改善は難しくなります。ひどくならないうちに、正しいスキンケアを実行して美肌を保ちましょう。

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山川 ハナエ美容家

主婦兼フリーライター/元看護師/三児の母。独身時代は給料の大半をエステと趣味のバレエに費やす美容オタク。働く女性と育児奮闘中の母の気持ちがよくわかる。趣味は読書、英語学習、舞台鑑賞。年を重ねても内面が輝く美しい女性に憧れている。

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