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白髪染めでフケが出る?ダメージの少ない4つのヘアカラー対策

髪の色は若々しさを保つ秘訣です。日ごろから美容院や自分でヘアカラーをしている人も多いのでは。白髪がきれいに染まるのはいいけれど白髪染めをすると頭皮が乾燥してかゆみやふけなどトラブルに見舞われるケースも。今回はヘアカラーによる頭皮の乾燥・ふけの関係やダメージ対策、ヘアカラー以外のカラーリングについてご紹介します。

乾燥性のフケの原因

老化やストレスなど

日常生活の中で頭皮を乾燥させ、フケの原因になるものには次のことが挙げられます

・老化
年齢を重ねた頭皮は肌と同じように皮脂量が減り、保水力が低下するため頭皮が皮むけてフケになります。

・栄養不足やストレス
過度なダイエットや栄養バランスの偏った食事を続けているとビタミン類が不足し、頭皮のハリや水分量が不足。乾燥やフケの原因に。

・シャンプーを頻繁にしすぎる、熱いお湯でシャンプーしている
熱いお湯やシャンプーのし過ぎ、また、洗浄力の強いシャンプーを使うことで頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。その結果頭皮が乾燥してフケが出てしまいます。

ヘアカラーやパーマ剤の刺激

そのほかに30代40代の女性の頭皮の乾燥やフケの原因として多いのが、白髪染めヘアカラー剤の刺激があります。
白髪は一般的なヘアカラーでは染まりにくいので、白髪を染める専用のカラーリング剤が使用されます。この成分が髪や頭皮に大きな負担を与えるため、頭皮のバリア機能が低下し乾燥やフケを発生させるのです。
ちなみにパーマに使用するパーマ剤に含まれるアンモニア系の成分も頭皮には負担が大きく、乾燥やフケを引き起こす一因となります。

白髪染めヘアカラーとフケや頭皮の乾燥との関係

乾燥性フケができるしくみ

ここで乾燥性のフケが発生するしくみを見てみましょう。
健康な頭皮には水分量が保たれ、皮脂も分泌されています。皮脂は紫外線や雑菌など、様々な刺激や外的から頭皮を保護する働きがあります。
ところが頭皮が乾燥すると皮脂の分泌が少なくなり、バリア機能の低下が起こります。ちょっとした刺激にも過敏に反応するようになった頭皮は、刺激を察知するたびにヒスタミンと呼ばれる炎症性物質を分泌するように。これがかゆみを引き起こし、頭皮を掻くことでさらに乾燥が進んで角質が剥がれ、フケになるというわけです。

ヘアカラー成分はアレルゲン?

白髪染めやファッションカラーと呼ばれるヘアカラーは「アルカリカラー」とも呼ばれます。
これはアルカリ性の薬剤を使用するため。アルカリカラーは白髪の髪の内部にまで染料が行き届き、一度の髪染めでしっかり染まる上髪色が長持ちすることから、カラーリング剤としてよく用いられます。

アルカリ剤のヘアカラーにはパラフェニレンジアミンなどジアミン系の成分が含まれています。これらの成分は頭皮に強い刺激を与え、特にパラフェニレンジアミンは2009年に日本皮膚科学会が発表したガイドラインで「ジャパニーズスタンダードアレルゲン」のひとつに指定されています。

ただしヘアカラーを使用した全ての人にアレルギーが出るわけではないため、市販の薬剤にも多く用いられているのが現状。アレルギー性皮膚炎のリスクが高い成分のため、分量などの規定を守りながら使うことが重要です。

白髪染めヘアカラーが頭皮を乾燥させるしくみ

白髪染めヘアカラー(=アルカリカラー)には、アルカリ剤や酸化染料が主成分となっている1剤と、ブリーチ効果のある過酸化水素水が主成分の2剤を使用します。1剤によって髪のキューティクルを強制的に開き、2剤でメラニン色素を壊しながら、酸化染料を髪に浸透させていきます。この時に髪だけでなく頭皮も薬剤によるダメージを受けます。
先に述べたパラフェニレンジアミンのほか、過酸化水素水や酸化染料も、頭皮を乾燥させる刺激成分。

頭皮は他の体のパーツに比べると皮膚内部への浸透率が高く、頭皮に付着した薬剤はすぐに頭皮細胞へと浸透していきます。これは頭皮がアレルギーを起こしやすい場所だということでもあるのです。
ヘアカラー後のシャンプーが頭皮やフケを悪化させるケースも。カラーリング剤でダメージを受けた頭皮を洗浄力の強いシャンプーで洗うと、皮脂を落としすぎてしまい頭皮の乾燥が進みます。

また白髪染めをした後は髪や頭皮のケアをしっかり行わなければいけませんが、肝心のアフターケアの方法がわからないという場合も。この機会にヘアカラー後のケアの方法をチェックしましょう。

ヘアカラーによる頭皮の乾燥を防ぐには

ヘアカラーによる頭皮の乾燥を防ぐためには、何よりも頭皮の水分を保つことが大切。一番単純なのは市販の2剤式ヘアカラーの使用をやめること。
でも白髪が気になる世代には白髪染めは欠かせませんよね。
そこで次の章ではヘアカラーの頭皮へのダメージを最小限に食い止める方法と、効果的な保湿の方法をご紹介します。

頭皮にダメージの少ないカラーリングの方法

ヘアカラーを使用する前にはアレルギーチェックを

白髪染めヘアカラーにはアレルゲンとなる成分が含まれていることはご存知の通り。
そこで市販のヘアカラーを使用する前にはあらかじめアレルギーパッチテストを行うようにしましょう。
アレルギーパッチテストとは、ヘアカラー等のヘアケア用品を使う前に自分の肌に塗り、安全性を確認するものです。
アレルギーパッチテストは白髪染めの48時間前に行います。
具体的な方法は

①綿棒を使ってヘアカラー剤を腕の内側に、10円玉大の範囲に薄く塗って自然乾燥させる
②そのまま48時間放置する
テスト中に発疹やかゆみ、赤みなどの異常が出た場合にはすぐに洗い流し、ヘアカラーの使用は中止しましょう。

美容院でヘアカラーをする際の頭皮乾燥対策

白髪染めの理想的な頻度は2か月に1回。多くても月1回まで。これ以上の間隔で頻繁に染めると頭皮の乾燥やフケに対するデメリットが高くなります。
また、できるだけ美容院でヘアカラーをしてもらうのがおすすめ。頭皮へのダメージは避けられませんが、安価な成分の薬剤を使用しないので刺激を抑えられます。
また、美容院でのヘアカラーはブリーチ剤の調整が可能。専門の技術を持ったプロが施術するので頭皮に付く薬剤の量も抑えられます。
そのほかヘアカラー前に保護剤をつけてもらえることや、カラーリング後にヘッドスパをオーダーできるなど、頭皮のプレケアやアフターケアもしっかり行うことができます。

自分でヘアカラーをする際の頭皮乾燥対策

ではセルフケアでヘアカラーをする際には、どんな頭皮の乾燥対策をしたら良いのでしょうか。

・部分染めを上手に活用する
美容院でのヘアカラーを2か月に1回のペースで行い、それまでの間は気になる部分だけ自分で染めれば、頭皮や髪への負担が抑えられます。
またヘアマスカラやヘアファンデーションなどの一時染料を使うのもおすすめ。シャンプーをすると染料が落ちてしまいますが、頭皮を傷つけずに白髪をカバーできます。

・白髪染めの頻度を減らす
ヘアカラーの頻度を減らすことで頭皮の乾燥やフケのリスクに効果が期待できます。
特にヘアカラーと同じメーカーのヘアカラートリートメントでリタッチすると安心。
同一メーカーのアイテム同士であれば成分配合の研究がなされているため、色落ちなどの心配がありません。

・できるだけ頭皮への刺激が少ない白髪染めを選ぶ
お店には安価なヘアカラーが出回っており、手軽に購入ができます。
けれど注意しなければいけないのは、安いヘアカラー商品は強い薬剤を使っている確率が高いということ。商品の価格と頭皮へのダメージ度は反比例すると考えておくと良いでしょう。

・ヘアカラー直後には頭皮ケアをする
頭皮へのダメージを悪化させないために、ヘアカラー後にしっかり髪や頭皮を保護しましょう。
まずはヘアカラーを流す際、シャンプーで隅々まで丁寧に洗い、薬剤を落としきりましょう。シャンプーの後は頭皮の保湿を。ココナッツオイルやホホバオイルなどの肌に優しい保湿剤を頭皮にぬることで、フケや乾燥を予防する効果が期待できます。

シャンプー時にできるフケ・乾燥予防

ヘアカラー後はもちろん、毎日のシャンプーを見直すだけでフケや乾燥の症状を抑えたり、予防することができます。

・シャンプーのポイント
シャンプーをつける前に、水やお湯で髪と頭皮をよく流しましょう。髪や頭皮についた汚れはこの過程でほとんど落とすことができますし、水分を頭皮の隅々までいきわたらせることができます。
ここでもう一つポイントになるのがお湯の温度。熱すぎないことが大事で、ぬるま湯程度が目安です。
シャンプーを容器から出したらよく泡立ててから髪に乗せ、指の腹を使いながら泡の力で優しく洗いましょう。

・頭皮に優しいシャンプーの成分
アミノ酸系やアルガンオイルなどの良質なオイル系シャンプーは頭皮に優しいのでおすすめです。
逆に界面活性剤など洗浄力が強すぎる成分は頭皮の皮脂を奪ってしまうため、乾燥した頭皮にはおすすめしません。

ヘアカラー以外の白髪染めという選択肢も


ヘアカラー以外にも白髪染めのアイテムがあります。それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

ヘアカラースプレー・ヘアマスカラ

スプレーやマスカラ方式で部分的に髪に色をのせるアイテムで、手軽に白髪を隠すことができます。
メリットは頭皮や髪へのダメージがほとんどないこと。脱色や染色作用がなく、髪の表面に色をのせているだけなので、シャンプーで簡単に落とすことができます。
お出かけ前に気になる部分にさっと塗れる手軽さもあります。
デメリットは、汗や雨など、水にぬれると色落ちする場合があることです。

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは髪の表面を染料でコートする白髪染めです。化学変化を起こして脱色や染色を行わないので髪へのダメージがありません。
髪の表面部分だけに色がつくため、ヘアカラーに比べて色が薄くなるのが特徴です。
メリットは何といっても髪へのダメージがないこと。髪にハリやコシ、ツヤを与え、UV効果も期待できます。

はじめての白髪染めを売る人や、白髪を自然に目立たなくしたい人にはおすすめの方法です。
ただし表面をコーティングしているだけなのでシャンプーのたびに色落ちしやすいのがデメリット。ヘアマニキュアを何度も繰り返すことで色落ちしにくくなりますが、カラーチェンジが難しくなります。
また、頭皮に染料がつくと取れにくいという性質があるため、根元ギリギリまで染めることができません。

生え際の白髪をしっかり染めたい人には物足りないかもしれませんが、頭皮の保護を最優先に考える人にはおすすめのカラーリング方法です。

ヘナカラー

植物性の染料を用いた白髪染めの方法です。脱色作用はほとんどないため、髪色を明るくすることはできませんが頭皮や髪へのダメージはほとんどありません。
毛髪の内部のタンパク成分に色素を定着させるので、繰り返し染めることで白髪にも色が定着していきます。

メリットは頭皮や髪へのダメージがなく、トリートメント効果にも優れていること。
デメリットは染料に含まれるインディゴが人によってアレルギーをひきおこす可能性があること。使用する前のパッチテストをしておくと安心です。
また、染料を髪に塗ってから長時間放置しなくてはならないこと。最近では30~40分程で染まる商品も出ていますが、早くきれいに染めるために酸化染料が配合されていることがあります。
ヘナカラーの塗り方には特徴があるので、初めての人は塗り方を勉強してから使用するか、美容院でカラーリングしてもらうのがよいでしょう。

ヘアカラートリートメント

シャンプーの後に髪の毛につけて流すだけで白髪が染まるトリートメントです。
通常のヘアトリートメントと同じように使用することで、髪や頭皮を乾燥から保護しながら白髪への染料の定着を行います。

繰り返し使うことで少しずつ色が入っていくので白髪をぼかすのに効果的です。
メリットは髪や頭皮のトリートメントも同時に行えるのでフケや乾燥の予防になること。また、市販の商品が多く発売されているので手軽で経済的なことです。
デメリットは、一度だけの使用では白髪に色が定着しにくいこと。
脱色作用がないため髪色を明るくすることはできないのと、毛髪の内部まで染料が浸透せず、表面をコーティングするように染まるので、ヘアカラートリートメントの使用をやめると、シャンプーのたびに少しずつ色落ちします。

カラーリングの即効性よりも頭皮と髪の保護を優先したい人にはおすすめです。

上手に頭皮をケアしながらヘアカラーを活用しましょう


白髪への発色が良く、髪色の明るさや色合いも自在にコントロールできるヘアカラー。
ファッション性も高いため、一切使用しないのはなかなか難しいのが現実。
そこでパッチテストで肌への安全性を確かめたり、シャンプーの方法やシャンプーの成分を見直すことで頭皮を保湿し、フケや乾燥のリスクを抑えるのが上手にヘアカラーを活用するポイントになります。
そのほかのカラーリング方法を取り入れることで白髪染めのバリエーションにも幅が出ますのでぜひ参考にしてくださいね。

この記事は、ライターが収集した情報に基づいて作成されています。効果には個人差がございますので、ご自身の責任でご利用・ご参考ください。

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