すべて 乾燥 乾燥させない肌はクリームでつくる!触りたくなる肌になる選び方と塗り方
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乾燥させない肌はクリームでつくる!触りたくなる肌になる選び方と塗り方

肌に乾燥を感じたらとにかくクリームを塗りまくっている、そんな人はいませんか?しかし、「クリーム」と、ひとくくりにされていても配合されている成分やテクスチャーはさまざま。

実はクリームにはたくさんの種類があり、保湿だけでなく、美白やエイジングケアに特化したものも多く、使用するパーツによっても効果のあらわれ方は違うのです。やみくもに塗っても乾燥は繰り返してしまい、肌の潤いをキープすることはできません。

顔・体・手など、あなたの乾燥悩みに適したクリームを導き、しっとり潤う肌に変わる塗り方で保湿させましょう。意外と知られていない市販品やパーツごとに使用すべきクリームの違い、浸透力に差がつく塗り方についてもお話しします。

乾燥肌とクリームの相性

 なんとなく乾燥が潤うから、しっとりするからという理由でクリームを塗っていませんか?本当に乾燥を落ち着かせたいなら、肌の状態を知って適したクリームを選ぶべきです。乾燥肌にクリームがなぜ良いのかを、まずは探っていきましょう。

乾燥肌とは

 肌が水分、油分を失うと肌は潤い不足になります。肌表面を覆う皮脂膜は水分と皮脂が混ざり合ってできたもの。これがバリア機能となり、外的刺激から健康な肌を保つのに必要なのです。
 バリア機能を失った肌は外からの刺激によりかゆみや赤み、肌荒れなどを引き起こし、肌内部の水分も逃げやすくしてしまうため乾燥したり、肌を守ろうとする皮脂が過剰に分泌したりするのです。

肌が乾燥しやすい場所

 肌が乾燥しやすく、カサつきやすいパーツを知っておきましょう。予防としてクリームを塗ることで、過乾燥状態を和らげることができます。

● 顔
目周りや口周りなど、皮膚が薄く皮脂腺の少ない部分は特に乾燥しやすく、潤い不足になりがちです。顔は手足や身体と違い衣服にまとわれていないため、外出時に外気に触れたり紫外線を浴びやすい場所でもあります。

● 手
手は最も水や物に触れる部分です。水やお湯に触ると肌の水分も逃げやすくなり、適切に保湿をしないと乾燥を感じてしまいます。また、皮脂腺も元々少ない手ですが、紙やパソコンのキーボードなど、物を触ることでも摩擦によって油分が奪われやすく、潤いを失いやすいのです。

● すね
すねも皮脂腺が少なく、ケアを怠ることで粉吹きやかゆみ、カサつきを感じやすい場所です。皮脂が少ないということはバリア機能を失いやすいということ。摩擦にも弱いので、洗いすぎにも注意しなくてはなりません。

● ひじ・ひざ
汗や皮脂が出にくいひじ・ひざですが、摩擦による外的刺激の影響を受けやすく、乾燥・粉吹きをしやすい部分です。角質も残りやすく、ごわつきやひび割れを感じてしまい、なめらかな肌になりにくいのです。

乾燥肌にクリームが適する理由

 乾燥肌から保湿力のある肌に変えるためには、水分保持に欠かせない成分を肌に浸透させてあげる必要があります。
 肌の保湿能力のほとんどを担う細胞間脂質には、水分を挟み込んで水分を逃がさない働きがあるため、油分や保湿成分をたっぷり含んだクリームで細胞間脂質にある成分を補い閉じ込めることが乾燥肌に適しているのです。

クリームの保湿力

 クリームは肌を潤し、保湿力のある肌にする成分が含まれています。一般的に「保湿」というと、化粧水の後につける乳液やオイルも肌を潤す効果を発揮しますが、クリームと比べ保湿力はどう違うのでしょうか。

乳液との違い

 乳液はエマルジョンとも呼ばれ、クリームに比べさらっとした液体に近いテクスチャーです。クリームと乳液は、「油溶性成分」と「水溶性成分」の配合比率に差があり、割合はクリームの方が高く、保湿力に優れているのです。
 しかし、エイジングケア用、美白用など成分はメーカーにより差があり、クリームの場合は肌表面に油分が残りやすいため、メイク崩れが気になる朝の化粧前には乳液を使用するなど、使い分けるとよいでしょう。

オイルとの違い

 オイルの大きな特徴は、水分を含まず油分のみであるというところです。クリームは保湿成分で潤いを閉じ込めるのに対し、オイルは表皮に膜を作ることで水分の蒸発を防ぐ役割をします。また、保湿成分や美容成分がたくさん配合されているクリームに比べ、オイルは天然成分など、構成がシンプルなため、敏感肌の人や肌本来の保湿成分を発揮し潤わせたい場合に適しています。

肌に合うクリームは成分で選ぼう

 クリームだからといって、塗るだけで簡単に潤う肌に変わるわけではありません。乾燥しているパーツや状態に合った保湿成分を含んだクリームを選ぶ必要があるのです。
顔・ボディー・肌状態に適した保湿クリームの選び方をここではお話ししていきます。

顔用の保湿

 顔に塗る基本の保湿クリームとしてマストな成分は、肌に存在している潤いのもと、細胞間脂質でもある「セラミド」です。体内のセラミド量が少なくなるとバリア機能を失い、乾燥しやすくなってしまうため、乾燥肌の改善に効果的な成分です。

ボディー用の保湿

 胸や手足は頭皮や顔に比べて皮脂が少ないため、保湿力保たれる油性のクリームが適しています。ホホバ油・オリーブ油・アボガド油などの天然オイルを使用したものなら、肌に優しく潤いを与えてくれるでしょう。
 ボディー用は香料が含まれている場合もあるので、成分をよく読み選んでください。

敏感肌

 肌が敏感な人は合成香料、アルコール、合成着色料を含んでいないクリームを選びましょう。また、ビタミンC誘導体など美白やエイジングケアに特化したものは敏感肌への強い刺激になるためNGです。
 なるべく、天然成分や天然オイル配合の無添加クリームを使用してください。

ひどい乾燥

 乾燥がひどくなるとそれぞれに症状が出ます。例えばひび割れの場合、たんぱく質を分解する効果がある尿素を含んだクリームを選べば硬くなった角質が柔らかくなるため、改善が期待できます。赤みがひどいとき、アトピーなどの場合は皮膚科で専用のクリームを処方してもらうと良いです。

市販の有名クリームを比較しよう

 あなたは保湿クリームと聞くと、どんなものを思い浮かべますか・・・?各有名メーカーから販売されているものや、ロングセラー商品の保湿力がどうなのかも気になりますよね?
 どのような保湿効果・効能があるのかを詳しくお伝えしましょう。

ニベア

 ニベアは顔や身体、髪にも使える全身ケアクリームとしておなじみですね。肌を潤すスクワランオイル、ホホバオイル配合で油分も程よく含まれたクリームです。
 手に入りやすい価格帯なのも人気な理由ですが、種類がたくさんあり、水分量によってテクスチャーも違うので好きな使用感のものを選ぶことができます。

ユースキン

 ヒアルロン酸やビタミンの保湿成分を含んだユースキンはひび割れ・あかぎれといったひどい乾燥によって出た症状にも効果を発揮します。手や身体の中でもかかと、ひじ、ひざといった角質が溜まりやすい部位にも効果的です。

オロナイン

 オリーブ油やグリセリンなどから潤いを得ることができるオロナインですが、ひび割れ・あかぎれの他、傷やニキビといった炎症を落ち着かせる効能もあります。

ワセリン

 保湿クリームが保湿成分を角質層へ浸透させるのに対し、ワセリンは角質層の表面にあるバリア機能の保護に効果を発揮します。
 皮膚を守ってくれるため、潤いがなくなったことによる肌表面の粉吹きやかゆみを落ち着かせる効果が高いのです。

馬油

 馬の脂肪から採取した馬油は浸透力があり、保湿はもちろん血行を促進したり抗炎症作用も期待できます。髪・顔・体の全身に保湿効果がありますが、ケアの最後に使うだけでなく、浸透力を上げるブースターのような最初に使用するやり方もおすすめです。

保湿度がアップするクリームの塗り方

 せっかく保湿効果の高いクリームを使用していても、塗り方が正しくないとその効果が十分に発揮されず乾燥を繰り返してしまいます。部位別に、浸透を高めるクリームの塗り方を学んでいきましょう。

 顔は、化粧水・美容液など、スキンケアの最後に塗ります。おでこ・両頬・鼻・あごに5点置きし、顔の中心から外側へ広げるように塗ります。強い力でマッサージするようにしてしまうと、皮膚が薄い顔の肌が摩擦を感じてしまうのであくまで「優しく」を心がけましょう。
 5点に広げて塗る理由は、塗りムラを防ぐためです。同じ場所ばかりではなく、顔全体に広げてください。

 ハンドクリームはいきなり手の甲に広げてしまうと、その浸透力を邪魔してしまいます。まずは手のひらにのせ、両手で包むように覆い、クリームと手を温めます。そこから少しずつ手のひら、手の甲、指にひろげるように塗ります。
 忘れがちな指と指の間、目立ちやすい爪周辺は念入りに行いましょう。

 足は指・かかと・甲・すね・ひざ・太腿と、パーツが細かいため一気に塗ろうとせず、塗りムラの無いようにパーツごとに塗っていくのがポイントです。
 特に粉吹きなどの症状が出やすいすねは念入りに。スキンケアのように化粧水を使用したあとにボディークリームを塗ることで浸透力や保湿効果がアップするので、カサつきが特に気になる部分にはぜひ試してほしいです。

デコルテ・バスト

 デコルテやバスト周辺はリンパが通っているので、流れを意識して塗っていきましょう。デコルテは鎖骨の中心のくぼみから外側へ向かって流すように、バストはワキの下にリンパがあるので外側から内側へ塗っていきます。
 リンパの通りを意識することで血流が良くなり、浸透力がアップするため、保湿効果もあがるのです。

ひじ・ひざ

 角質が残りやすいひじ・ひざは黒ずみにもなりやすく、肌のバリア機能が低下しがち。クリーム前にスクラブをして皮膚を柔らかくしてあげましょう。市販のスクラブの他、お砂糖にワセリン、重曹にレモンジュースという組み合わせをスクラブ状の硬さに混ぜ合わすことでも代用できます。
 くるくると優しくマッサージして洗い流した後クリームを塗れば、角質残りを防ぐことができ、クリームが浸透しやすくなります。
 スクラブの目安は週1回。あかぎれや炎症がある場合はNGです。

まとめ

 クリームは症状に合わせ、パーツ・塗り方をそれぞれ適切に行うことで乾燥肌の治りが違ってきます。ただ、ササっと塗るだけではせっかくの保湿効果を弱めてしまうことも。ここで学んだクリームの正しい塗り方と選び方で、乾燥に悩まない潤い自慢の肌をとり戻しましょう。

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加恵美容家

10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。

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