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顔や体の気になるブツブツの原因は乾燥?クリームで治る?

お肌が小さいブツブツだらけ、触るとザラザラして気になることがありませんか?ただの肌荒れだと思って放っておくと、悪化することがありますよ。

このブツブツは主に乾燥が原因でできます。秋冬の乾燥しやすい季節は要注意!ブツブツの正体を知って、3つの対策ポイントをおさえましょう。市販のクリームの使い方もお伝えします。

乾燥してできるブツブツの正体

小さいブツブツは気になるけれど、正体がわからないのでどう対処したらいいかわからないし、そもそも、よく見なければわからないので放っておけばいつか治るだろうと思いがち。まずはブツブツの原因を知っておきましょう。

乾燥すると皮脂が増える

ブツブツができる原因は主に乾燥です。

肌は4つの層にわかれており、一番表面の角層には保湿成分と皮脂膜で肌のバリア機能を担っています。このバリア機能を作っているのが、細胞間脂質のラメラ構造。これは、普通なら反発し合う油分と水分の層が何層も重なりあって構成されているという特徴があり、これが肌の保湿機能を保っているのです。

乾燥して水分と油分のバランスが崩れると、ラメラ構造が破綻してバリア機能が低下し、水分が減った分、皮脂腺から油分を補おうとするため、皮脂が増えます。増えすぎた皮脂は毛穴に詰まりやすくなり、ブツブツができるのです。

乾燥すると角栓がたまりやすい

乾燥してバリア機能が低下すると、その他の肌を守ろうとする機能が働きます。

空気中の菌や汚れが肌に入ってこないように守るのが肌表面の役割です。バリア機能が役に立たないようになれば、毛穴を狭くし、角層を厚くして対処します。狭い毛穴なら皮脂は詰まりやすく、角層が厚いと詰まった皮脂は取れにくくなります。

そして、長く毛穴に詰まった皮脂は汚れと混じりあい、固まって角栓なるのです。

乾燥するとターンオーバーが乱れる

肌のターンオーバーは新陳代謝ともいいますが、古い皮膚が新しい皮膚といれかわることです。

新しい皮膚は、肌の下の層にある基底層で作られますが、乾燥することでその働きが衰えます。ターンオーバー周期は通常28日程度と言われていますが、乾燥をはじめ、生活習慣などで乱れます。

乾燥によって厚くなった角質はターンオーバーで生まれ変わるのも時間がかかるともいえます。古い角質がいつまでも残っていると、肌のバリア機能が衰え、ブツブツができやすくなるのです。

ブツブツはできる場所で治し方が違う

気付けば体の様々な部分にできているブツブツ。顔、二の腕、背中に一般的によくできるブツブツの特徴と治し方のポイントをみてみましょう。

顔にできるブツブツ

細かい肌色のブツブツが顔にできることがありますが、ニキビとは違うように感じるかもしれません。しかし、これは一般的に「白ニキビ」といわれるもので、ニキビの初期段階のものです。

角栓がつまった毛穴に皮脂がつまり、ブツブツができたもので、これにアクネ菌がついて増殖すると、炎症を起こして赤ニキビになります。ニキビは皮脂分泌が盛んな思春期に多いイメージがありますが、30代以降の乾燥肌の方は、水分が少ない分を皮脂の過剰分泌で補おうとするため、皮脂がたまりやすくなります。

顔は常に外気にさらされており、化粧品などで刺激を受けやすく、さらに化粧を落とすための洗浄剤の刺激も受ける部位です。そのため、肌のバリア機能が低下しやすい状態となっています。悪化させないためには、白ニキビのうちにケアすることが大切です。

顔のブツブツを治すには、刺激の少ない化粧品を選び、過度な洗顔を避けることです。肌はやさしく扱い、洗顔後の保湿をしっかり行いましょう。

お肌の詳しい保湿ケアの方法を知りたい方は、以下の記事をチェック!

30代以降に多い「乾燥毛穴」とは?冬の毛穴は保湿が肝心

二の腕にできるブツブツ

「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」や「毛孔性角化症」といわれ、一般的には「さめ肌」と呼ばれるものが多くなります。腕を出す機会の多い夏に気にする人が多くなりますが、乾燥する冬に悪化しやすくなります。太ももやふくらはぎにもできることがあります。

原因は、肌のターンオーバーの異常で、毛穴に角質が過剰にたまることでブツブツができ、皮膚表面がザラザラした手触りになります。毛穴のまわりで炎症がおきることがあり、赤くなったりかゆみがでたりします。ターンオーバーの異常は遺伝的なものや、ホルモンバランスの乱れによるものが考えられています。

二の腕にできるブツブツは、保湿に気を付けることがポイントです。また、肌のターンオーバー機能を正常化させるため、規則正しい生活習慣を心がけましょう。

背中にできるブツブツ

背中にできるブツブツは、主にニキビです。手の届きにくい背中は、洗い残しやすすぎ残しが起こりやすい部分。また、汗をかいたり、衣服でこすれたりと刺激を受けやすい部分でもあります。そのため、汚れが毛穴につまりやすく、菌も繁殖しやすくなっています。

背中ニキビは肌の乾燥でできやすくなります。また、見えない部分なので、知らずに掻いてしまい、炎症を起こしてブツブツが悪化することもあります。

背中のブツブツは、清潔に保つことと、乾燥を防ぐことがポイントです。

「背中ニキビ」に関する詳しいケアを知りたい方は、こちらの記事をチェック!
「背中ニキビは乾燥で悪化する!秋冬にこそ心がけたい背中ケア」(背中×乾燥)の記事にリンクしていただけるとよいかと思います。

乾燥が原因のブツブツ対策3つのポイント

どの場所にできたとしても、乾燥が原因でできたブツブツを治すには共通のポイントがあります。最低限の知識として理解しておきましょう。

角質をとる

乾燥すると肌を守るために角質が厚くなりますが、そうなると保湿しても保湿成分が肌の奥まで浸透しにくくなります。また、ターンオーバーを鈍らせることにもなります。

角質をとるには、正しい洗浄方法で清潔を保つことと、刺激を与えないことです。

ブツブツが気になるからと、強くゴシゴシ洗ったり、一日に何度も洗浄したりすると皮膚のバリア機能を低下させ、余計に角質がたまりやすくなります。だからといって、洗浄しないのも菌が繁殖する原因となるので好ましくないですね。

よく泡立てた刺激の少ない洗浄剤でやさしく洗うことが、角質をとり、乾燥を防ぐポイントです。

3-2.

血行をよくする

肌のターンオーバー機能を正常化させるために、代謝をあげましょう。皮膚のすみずみまで血管が通っており、血液が栄養分や酸素を皮膚の細胞まで運んでいます。冷えや栄養不足で代謝が落ちて血行が悪くなると、細胞の栄養不足に陥り、肌のターンオーバー機能が乱れるのです。

血行をよくするには全身の有酸素運動が効果的です。ジョギングもよいですが、ハードルが高いと思う方は、軽いウォーキングでもよいでしょう。腕をしっかり振り、大股で歩くことで適度に心拍があがり、血液の流れがよくなりますよ。日常生活の中で心がけるとよいでしょう。

忙しいときはシャワーだけになりがちですが、湯船につかることも血行促進に役立ちます。ただし、熱いお湯に長時間入ると、肌の保湿成分が失われて乾燥しやすくなり、ブツブツが悪化することがあります。40度以下のお湯に10分以内を目安にしましょう。

炎症を抑える

乾燥でかゆみがある場合は、炎症が起こっている場合があります。ブツブツが赤くなったりかゆみが強かったりする場合は、炎症を抑えることを優先させましょう。

かゆみがあれば、知らない間に掻きむしってしまい、皮膚の表面がはがれてバリア機能を失わせてしまいます。そうなると、さらに皮膚の水分が失われて乾燥しがちになり、外からの刺激に弱くなってブツブツを悪化させることがあります。

炎症を抑えるには、冷やすことが効果的です。ただし、氷を直接あてたり、固い保冷剤を押し付けるのは刺激になりますので、冷たい水で濡らした柔らかいタオルをあてるのがよいでしょう。

また、強いかゆみには、炎症を抑える成分が入った軟膏やクリームを塗るとよいですよ。次の項でクリームについてご説明します。

ブツブツに効果的なクリームと塗り方

ブツブツが気になるけれど、保湿クリームを塗ってもよくならないし、遺伝的なものなら仕方がないと思うかもしれません。しかし、適切なクリームを選び、正しい塗り方でケアすれば、キレイな肌を手に入れるのも夢ではありません。ブツブツに効果的なクリームについてみていきましょう。

クリームの種類

市販で売られているクリームには、保湿がメインのものや、炎症をおさえるのがメインのものなど、目的によって様々です。また、ブツブツの部位によっても特徴がわかれており、背中ならスプレータイプのように、塗りやすさにこだわったものもあります。

選び方は、どこの部位に使いたいのかと、かゆみの有無で考えるとよいでしょう。迷う場合は薬局の店員や薬剤師に尋ねるとアドバイスをもらえますよ。

クリームの成分に注目

乾燥が原因のブツブツ対策には、「角質をとる」「血行をよくする」「炎症を抑える」の3つがありましたね。これらのポイントをおさえた成分が含まれているものに注目してみましょう。

角質をとる成分で主に使われているのは「尿素」です。天然保湿因子(NMF)の一つで、角質を柔らかくする効果があります。ただし、傷がある部分には不向きです。グリコール酸やサリチル酸も角質除去効果があります。

血行をよくする成分としてよく使われているのが、トコフェノール(ビタミンE)です。末梢血管を拡張して血液循環をよくしたり、肌のターンオーバー機能を促進したりする効果があります。

炎症を抑える成分としてよく使われているのは、グリチルリチン酸です。ニキビ治療にも用いられています。抗アレルギー薬や風邪薬にも使われており、医学的に効果が認められている成分です。市販薬では予防的な観点で使われます。

その他に、保湿成分が入っているものは乾燥肌対策におすすめです。肌本来の保湿成分である天然保湿因子やセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンは多くの保湿化粧品に含まれています。

クリームの塗り方

適切なクリームを使っていても肌のブツブツが治らない場合は、クリームの塗り方が間違っているかもしれません。正しい塗り方を実践してみましょう。

・一日に塗る回数はどれくらい?
クリームの使用回数は、「1日に数回」とかかれているものが多いので、何回塗ればよいかわからないことがありますよね。基本的には、塗れば塗るほど効果があるといっていいでしょう。

最低でも1日1回、気になる場合は1日3回ほど塗っても大丈夫です。ただし、パッケージをみて、回数が決まっているものは副作用の可能性があるので、その通りにしましょう。

・一回に塗る量はどれくらい?
クリームの使用量は「適量」とかかれていることが多いですが、「適量」とはどれくらいでしょうか?

皮膚科学会によると、1FUT(Finger tip unit)という単位で説明されます。これは、クリームを人差し指の先から第一関節までチューブから絞り出した量が、両手のひら全部に塗る量に相当するという考え方です。だいたい0.5gに相当します。

チューブの太さによって違いがありますが、思ったよりも多い量なのです。クリームはたっぷり塗らないと効果がないことを覚えておいてください。

・どのように塗ればよい?
効き目を求めてクリームを塗ると、ついつい強く擦りこんでしまうかもしれませんが、これはNGです。肌に刺激を与えて、逆効果になってしまいます。

正しくは、手のひらに伸ばしてやさしく肌に伸ばすことです。たっぷりつければ、刺激も少なくてすみますよ。

ブツブツは乾燥対策とクリームでケアしましょう

気になるブツブツの正体とケア方法は理解できましたか?今回は主に乾燥が原因でできるブツブツについてお伝えしましたが、かゆみが強かったり痛みがあったりする場合は、別の病気が原因のこともあります。保湿しても治らない場合は、早めに病院で診てもらうことも大切ですよ。

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山川 ハナエ美容家

主婦兼フリーライター/元看護師/三児の母。独身時代は給料の大半をエステと趣味のバレエに費やす美容オタク。働く女性と育児奮闘中の母の気持ちがよくわかる。趣味は読書、英語学習、舞台鑑賞。年を重ねても内面が輝く美しい女性に憧れている。

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