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乾燥肌を潤すボディクリーム選びのポイント3つとより保湿力を高める方法

空気が乾燥する秋冬だけでなく、一年を通してボディケアには欠かせないクリーム。

お肌のコンディションが気になる年齢だからこそ、保湿効果の高いものを選びたいですね。今回は目的や環境に応じたボディクリーム選びのポイントやおすすめの成分に加え、より高い保湿効果が期待できるクリームの塗り方をご紹介します。

乾燥肌に保湿クリームを使うのはなぜ?

肌が乾燥する原因

肌はなぜ乾燥するのでしょうか。
それは肌の表面にある角質層から潤い成分の「セラミド」が失われてしまうことが原因です。

セラミドは角質層の細胞と細胞の間を満たすように存在し、肌から水分の蒸発を防ぐ役割を果たしています。

空気の乾燥や加齢などによってセラミドが減少すると、肌は水分量を保つことができなくなり、乾燥してしまうのです。

乾燥肌への保湿クリームの役割

乾燥による肌トラブルを防ぐ保湿クリーム。乾燥肌は、肌の水分や油分が不足しているので、肌を外敵から守るバリア機能が低下している状態です。このようなコンディションの時には、低刺激性で肌に優しいクリームを選びましょう。

とはいっても、保湿クリームの成分と効果はいまいちわかりにくいですよね。

そこで乾燥肌に必要なクリームの成分や、目的に合わせた保湿クリームの選び方をご紹介します。

乾燥している場所や乾燥度合いと照らし合わせながら、自分の肌に合う保湿クリームを見つけましょう。

体のパーツごとの保湿クリームの特徴や違い

ボディクリームの特徴

ボディクリームは、体の広い部分に使用することを想定して作られたクリームです。
体の皮膚は顔の皮膚よりも厚いうえ、普段は衣類に覆われているので外部の刺激からも守られています。そのためボディクリームは、顔の保湿クリームに比べて化粧品成分の種類が少なく、コストも抑えられています。

また、乾燥をケアするためのクリームでとはいえ体全体がべたつくことを敬遠する人が多いため、顔用クリームやハンドクリームよりも油溶性成分の配合率が低く、さらっとしたテクスチャーのものが多い傾向。

ただしかかとなど角質層が厚い部分の乾燥ケアとして作られたクリームは油溶性分が多く、こっくりした使用感のものが目立ちます。

また香りにこだわったボディクリームも高い人気を誇りますが、香料を含むため人によっては肌への刺激となる場合もあります。

顔用クリームの特徴

顔まわりの乾燥を防ぎ保湿をするクリームは、比較的価格の高いものが多いという傾向があります。

顔の皮膚は体の中でも最も薄い場所のひとつ。
また、いつも外気にさらされていることに加え、手足や体に比べて外的刺激に弱く、乾燥によるシワやたるみが目立ちやすいという特徴もあります。女性にとっては特に気になるパーツですから、多少高価なクリームであっても優れた成分の商品を使いたいですよね。
顔用のクリームは、安全性、浸透性をはじめ、使用感や効果、乾燥などの外的刺激が考慮され、より緻密に成分が処方されています。

乾燥を防ぎ保湿性に優れたセラミドなどの油溶性成分が配合されているものが多いのも顔用クリームの特徴。

また乾燥ケアだけにとどまらず、美白やシワなどのエイジングケア成分など、高価な美肌成分が複雑な配合比率で用いられているクリームも見られます。
顔回りに使用するため香料は控えめに配合される傾向も。

ハンドクリームの特徴

手の皮膚は角質層が厚い部位で、外部刺激に比較的強いという特徴があります。
一方で水や洗剤に触れる機会が多い場所でもあり、てのひらには皮脂腺がないため、皮膚を保護する皮脂膜を形成することができません。そのため水分が蒸散する条件がそろっているとも言えます。

乾燥による肌あれが起こりやすい手を保護するためのハンドクリームには、特に水分の蒸散を防ぐ油溶性の成分が用いられる傾向にあります。

シアバターやスクワランなどのほか、ワセリンなど固形油分や高い粘度を持つ保湿成分が使われた、こっくりした使用感のクリームが多いのも特徴。

また、乾燥で角質が硬化しやすい手には、柔化と保湿効果のある尿素が配合されたクリームもよく見られます。血行改善や消炎作用のある医薬部外品成分が使用されることもあります。

ハンドクリームは高コストの成分を使用するケースが少ないため、一般的には顔用クリームやボディクリームと比較して低価格。

ほのかな香りを楽しめる香料入りのハンドクリームなども広く出回っています。

パーツ用のクリームを必ず使用しなければいけないの?

基本的には、どのパーツ用に作られたクリームを使って乾燥対策を行っても大きな問題はないとされています。

顔用クリーム、ボディクリーム、ハンドクリームなど、商品によって棲み分けがあるようですが、成分上の法的なルールはありません。またいずれのクリームも薬機法に従って製造販売されています。

ですからメーカーが表示する用法、目的に沿って使用するぶんには安全性が高いのです。
顔用クリームは皮膚が薄く敏感な顔の保湿を目的として作られているため緻密な成分設計がなされています。そのため顔用のクリームを乾燥した体や手に塗る際には肌あれなどのリスクは低いといえるでしょう。

ただしボディクリームやハンドクリームを顔の乾燥対策として用いるのはおすすめしません。

顔の皮膚は薄いため、成分の吸収率がほかの部位よりも高くなります。
また角質層を溶かして柔化させる尿素配合のクリームや、香料が多く配合されたクリームなどは、顔には強い刺激となり、肌あれの原因となる場合があります。

ボディクリーム選びのポイント

目的で選ぶ

保湿クリームを選ぶ時には目的、すなわち肌の乾燥度合いに合わせるのもひとつの方法です。

体に使用するためのクリームを探していても、乾燥がひどく、肌が敏感になっている時にはボディクリームだと刺激が強い場合があります。

そんな時には乾燥肌に効果がある顔用のクリームを選ぶのがおすすめ。皮膚が薄く敏感な顔の肌に合わせて作られているので、高い保湿機能を持ちながら肌への刺激を抑えることができます。

乾燥肌に効果的な成分

ひとくちに「保湿クリーム」と言っても、それぞれの成分が肌のどの部分の乾燥に効果を発揮するかはさまざま。

そこでボディクリームの主な保湿成分が、肌のどの乾燥に働きかけるかを見ていきましょう。

皮膚は一番外側から、「表皮」→「真皮」→「皮下組織」に分かれており、それぞれの場所に存在する保湿成分があります。

保湿クリームの保湿成分は、乾燥によって失われた皮膚の各場所の保湿成分を補う役割を果たしています。

表皮にある潤い成分で保湿クリームに用いられることが多いのは次のものです。

・セラミド(ヒト型セラミド)
表皮の中でも一番上にある角質層に存在しています。セラミドは細胞と細胞の間を満たし、水分を蓄える働きを持ちます。

乾燥肌には、高保湿で高浸透成分のセラミドが配合されたクリームを選ぶのがおすすめ。
特にヒト型セラミドは肌に優しく、セラミドの中でもより高い保湿効果を持ちます。
保湿成分の中でもっとも高価ですが、肌のみずみずしさを保ち、乾燥などの外的刺激から肌を守ります。

・尿素
角質層にある保湿成分で、角質を構成する成分のNMF(天然保湿因子)に含まれています。
水分を角質層に補給するほか、硬くなった角質を溶かして柔化させる作用を持ちます。
ひび割れやあかぎれなど、乾燥して角化した肌の保湿クリームとして用いられることがありますが、皮膚の薄い部分や正常な肌への使用を続けるとターンオーバーを乱す場合があります。

真皮に存在する潤い成分は以下のとおりです。
・ヒアルロン酸
・コラーゲン 
・エラスチン
・ヘパリン類似物質
真皮は表皮の下にあり、皮膚の弾力やハリに影響する部分です。

ヒアルロン酸は粘性が高いゼリー状での成分で、高い保水力を持つのが特徴。
またセラミドに比べてコストがかからないため、乾燥への優れた効果を持つクリームでもお手頃価格なものが多くみられます。

続いて肌の表面に膜を張り、皮脂膜の代わりになる成分です。

・ワセリン
・スクワラン

皮脂膜は体の表面の水分量を保ったり細菌やウィルスが肌内部に侵入するのを防ぐ働きを持ちますが、ワセリンやスクワランなどの油分は皮脂膜と同様に肌をコーティングします。刺激も少なく安全性の高い成分です。

ここからは保湿クリームを選ぶときに気を付けたい成分です。

・パラベン
防腐剤として使用される成分で、高い殺菌力を持ちます。石油から精製された成分なので肌への刺激が強く、肌あれや乾燥を引き起こす可能性があります。

・エタノール
アルコール成分のエタノールは、肌の水分を奪い、乾燥を進める危険性があります。
保湿クリームに使用されることは少ないですが、化粧水や化粧品に用いられることのある成分ですので注意しましょう。

季節に応じて成分を選ぶ

季節によって湿度や紫外線の量が変わりますので、乾燥の原因や度合いも変わってきます。
外的刺激や肌の分泌物の量に応じてクリームを変えるのもおすすめです。

・春
日中と夜の寒暖差が激しく、徐々に紫外線の量が増えてくる季節です。また花粉の飛散量も増え、アレルギーが出やすくなります。
学校や会社で環境が変わりストレスの影響で肌の免疫力が低下する場合も。
敏感乾燥肌用の低刺激クリームを選ぶとよいでしょう。

・夏
湿気が多く気温も高い夏は皮脂の分泌が活発になります。同時に汗の量も増えることで肌の水分が蒸発し、乾燥しやすくなります。エアコン使用も乾燥の要因。
また強い紫外線を浴びることによる日焼けと乾燥にも注意したいところです。
乾燥用クリームを選ぶときにはUV効果や美白効果があり、着け心地の軽いものがおすすめです。

・秋
気温がぐっと下がって空気が乾燥してきます。また夏の日焼けダメージが残っていることが多く、保湿機能やバリア機能が低下していることも。
乾燥した肌の角質層へ水分をしっかり補ってくれる、保湿効果の高いクリームを選びましょう。

・冬
乾燥と寒さが厳しい季節です。エアコンを使用した室内では更なる空気の乾燥が引き起こされていることも。
さらに体が冷えるため血流が悪くなり、皮脂細胞の働きが低下して肌から水分が逃げやすくなります。とにかく乾燥を防ぐ、高保湿のクリームを選びましょう。浸透力や持続力が高く、しっとり感の強いものがおすすめです。

ボディクリームを使って効果的な保湿を

クリームを塗るときのポイント

乾燥を防ぐためにはクリームで肌を保湿することが大切。この項目では保湿効果を高める塗り方のポイントと、注意点をご紹介します。

・クリームを塗るタイミング
入浴後のタオルドライ前がおすすめです。肌が濡れた状態でクリームを塗ると伸びがよくなり、むらなく隅々まで塗ることができます。
また、水分が肌から蒸発する前にクリームの油分でフタをしてしまうので、水分量を保ちつつ乾燥予防にもなるというメリットがあります。

・肌に安全な成分のものを使用する
クリームを使用する前には極力成分を確認するようにしましょう。刺激の強い成分や、過去に肌トラブルを起こしたことのある成分が配合されたクリームは避けるのが賢明です。

・肌あれや炎症があるときにはクリームを使用しない
肌が赤く炎症を起こしていたりただれてしまっている時には、保湿クリームではケアしきれません。
治療が必要になるケースも考えられますので、速やかに医療機関を受診しましょう。

ボディクリームの塗り方

ボディクリームを効果的に塗るためには、丁寧なケアが必要な場所とさっと塗るだけでよい場所を抑えておくことが大事です。

・基本的なクリームの塗り方
ボディクリームでの乾燥対策ケアのタイミングは入浴後がおすすめ。
体が濡れている状態でクリームてのひらにとり、肩、腕…と部位ごとに体に塗っていきましょう。
クリームを全身に塗り終えたら、タオルを軽くあてて余分な水分を吸い取りましょう。

・クリーム使用量のめやす
ひとつの部位当たり、100円玉大がクリーム使用量のめやすです。
乾燥がひどい時には500円玉大にするなど、その時の肌のコンディションによって調整するとよいでしょう。

次に、さらに細かいパーツの塗り方をご紹介します。全身にクリームを塗ってタオルドライをした後も乾燥が気になるようであれば、パーツごとにクリームを重ね塗りしましょう。

・手
クリームを両てのひらで温めてから、腕と手全体に伸ばします。肘は肌にシワが寄りやすいので腕を曲げて塗ります。
手の甲は骨の向きに沿って、指の付け根から手首に向かって塗ります。
指は一本ずつ反対の手で包み込み、手首を回しながら指先に向かって引き抜きます。

・足
てのひらでクリームを温めたら、太ももを左右の両側から包みます。そのまま螺旋を描くように足の甲まで伸ばしましょう。
最後にひざ裏を軽くプッシュし、リンパや老廃物を流しましょう。

ボディミルク+クリームでよりしっとり

なかなか乾燥が治まらない肌には、ボディクリームとミルクとのダブル使いがおすすめです。保湿効果が高まり、肌がよりしっとりします。
ボディミルクは顔用の乳液と同様の効果を持ち、水分と油分をあわせて肌へと補給することができます。

クリームと合わせて使用するときには、水分量の多い、さらっとしたつけ心地のボディミルクを選ぶとよいでしょう。

・ボディミルクとボディクリームを使った保湿のやり方
入浴後の濡れた体にボディミルクを塗ります。ボディミルクは伸びが良いので片腕や片足につき500円玉大の量をめやすにしてください。

特に乾燥が気になる場所へは2度塗りします。ミルクで肌をしっとりさせたら、次にボディクリームを塗りましょう。すでにボディミルクで油分を補っていますので、クリームはべたつかない程度に塗ればOKです。

クリームがミルクの保湿力をさらに肌に閉じ込めるため、しっとりとした肌が持続できます。

乾燥肌に使用するクリームは成分や目的で選びましょう

お肌の乾燥を防ぐ保湿クリーム。その種類は顔用、ボディ用、ハンド用など部位によって分かれていますが、体の保湿に使うなら効果やコスパの面からやはりボディ用を選ぶのがおすすめ。乾燥状態のひどい肌であれば体に顔用の保湿クリームを使うのも一案です。

クリームに含まれる保湿成分は肌の中のそれぞれの層に働きかけるもの。また保湿成分と言っても角質を柔化させたり水分を蓄えたり油膜を張ったりと、成分によって強みが異なります。

自分の肌のコンディションと目的に合った保湿クリームを見つけながら乾燥対策をしてみてくださいね。

この記事は、ライターが収集した情報に基づいて作成されています。効果には個人差がございますので、ご自身の責任でご利用・ご参考ください。

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