
ノーマル肌やオイリー肌で乾燥はあまりしないのに、眉間の皮むけやカサつきが気になる・・・そんなことはありませんか?
おでこや鼻周りはテカりがちなのに、同じTゾーンにある眉間が乾燥するのはなぜなのでしょうか?
また、あまり目立たないパーツなので、表情のクセでできる縦じわだけでなく細かい横じわがあることに気が付いていないことも。
皮脂量の多いTゾーンにある眉間が乾燥する原因を知って、見合った対策やスキンケアを取り入れていきましょう。
眉間の特徴
頬周りやおでこなど、面積の広い部分や、目元・口元といったしわやたるみが気になりやすい部分に比べ、眉間の皮膚はどんな特徴があるのでしょうか?
気になる皮脂の量や乾燥するのはなぜかを知っておきましょう。
眉間の皮膚
皮脂腺が多いTゾーンにある眉間の皮膚は、皮脂分泌が多く、テカりを感じやすい皮膚構造をしています。
しかし、季節の変わり目や紫外線、外気の影響などで皮脂の分泌バランスが崩れ、乾燥しやすいパーツでもあります。
さらに乾燥から肌を守ろうとする働きが加わることで、毛穴詰まりを起こすこともあるのです。
また、眉間はこのようなインナードライの状態だけでなく、表面にも乾燥が出やすい部分。
過剰な皮脂分泌を潤いだと勘違いし、スキンケアを怠ることや皮脂を拭いすぎることで必要な皮脂まで奪われ、肌表面も乾燥が目立ってしまうのです。
皮脂量と乾燥の関係
注意したいのは、皮脂分泌が多いパーツだからといって乾燥しないというわけではない、ということです。
肌の潤いは水分量と皮脂量がバランスよく備わっていることで保たれます。
つまり、油分で補うだけでなく、水分を蓄える力も乾燥を防ぐのにとても大切なのです。
眉間の皮膚表面にある皮脂膜は、外的刺激から皮膚を守り、かつ体内の水分を保つ2つのバリア機能があります。
しかし、何もしないでいるとこのバリア機能が低下して肌内部の水分量は保たれず、乾燥を引き起こしてしまうのです。
眉間が乾燥する3つの原因
皮脂を分泌しやすい眉間ですが、肌内部の水分が逃げてしまうと肌は乾燥してしまいます。
他のパーツは潤っているのに眉間だけ皮むけや肌表面のカサつきが目立つ・・・ということも。
乾燥を感じやすい秘密、それは眉間ならではともいえる3つのポイントにあります。
紫外線
鏡で自分の顔を見てみてください。眉間は顔の中でも比較的高い部分にありますよね?
眉間は、実は紫外線の影響を受けやすいパーツなのです。
日焼け止めやUVカット成分入りのファンデーションで紫外線対策をしているつもりでも、ついつい頬周りやおでこなど面積の広い部分に意識が行きがち。
眉間部分まできちんと塗れていないということも。
紫外線によるトラブルは日焼けだけではありません。
肌の表皮だけでなく、より深い真皮層にダメージをもたらす恐れも。
さらに、酸化ダメージを受けることによって、乾燥・シミ・しわ・たるみなど、肌のお悩みを進行させてしまうのです。
スキンケア不足
毎日のスキンケアはどのように行っていますか?
おでこ、頬、目・口・鼻周りなど、パーツごとに化粧水やクリームを伸ばし浸透させていく中で、見落としがちなのが眉間です。
おでこに塗布する際にササっと済ませていたり、浸透させているつもりでも化粧水の量が足りていないなど、水分不足になっているケースも。
眉間まで意識してスキンケアできていなかったかも…という方は、眉間部分をもう少し丁寧にケアすることを意識してみてください。
カミソリや毛抜きによる刺激
眉毛を整える際に眉間の産毛やムダ毛が気になり、カミソリやシェーバー、毛抜きで処理していませんか?
剃ったり抜いたりする行為は、角質まで削っていたり、肌表面を傷つけている恐れがあります。
また、処理した後にそのまま何もしないでメイクをしてしまうのもあまり良くありません。
シェービング後の肌は摩擦によるダメージで乾燥を引き起こしやすい状態なので、処理をした後にしっかり保湿をする必要があります。
眉間のしわの種類
眉間が乾燥することによって目立ってくるエイジングサインといえば「しわ」ですよね。
乾燥による小じわだけでなく、小じわが定着して深くなってしまったしわも厄介です。
眉間にできるしわの種類を学び、これ以上目立たないようにケアしていきましょう。
乾燥しわ
乾燥しわは、表皮が乾燥し、バリア機能が低下したことで潤い不足になった皮膚にできる細かいしわのことをいいます。
眉間の小じわは気が付かないことも多く、メイク後や外気に触れる環境で長く過ごすとできやすいのでこまめな保湿が大事です。
表情じわ
表情じわは、目や眉の動きによってできるしわです。
眉間に縦しわがくっきりと出ている場合、表情のくせによるものが多いです。
怒っているとき、機嫌が悪いときに眉間にしわができていませんか?
全くしわを寄せないようにするのは難しいですが、ストレスをためないよう過ごすことが表情じわを深くさせない近道ですので、意識しておきましょう。
たるみじわ
たるみじわは目元や口元に出やすいのですが、眉間の場合はおでこの筋肉が衰えることでおでこが下がり、しわが寄ることがあります。
おでこを下げないためにはスキンケアで保湿、表情筋を意識して眉を動かす他に、頭皮を柔軟にしておくことも重要です。
頭皮が硬いと繋がっているおでこが負担を感じやすく、下がってくることで眉間のしわにも繋がります。
頭皮マッサージやこまめなブラッシングを取り入れてケアしていきましょう。
眉間の粉吹きが緩和されるスキンケア方法
それでは、粉が吹くほど乾燥してしまった眉間を丁寧にケアしていきましょう。
まずは基本となるスキンケアです。
摂り入れた方が良い美容成分
皮脂分泌が多い眉間ですが、バリア機能が低下すると水分は逃げやすくなってしまいます。
そんな眉間には、バリア機能を整える保湿成分「セラミド」、水分を保持する役割を持つ「ヒアルロン酸」がおすすめです。
セラミドやヒアルロン酸が配合されている化粧水や美容液をスキンケアに取り入れてみましょう。
化粧水をじっくり浸透させる
普段あなたはどのように化粧水を肌にのせていますか?
パパっと済ませていると、面積の広い部分などに意識が行きがち。
眉間にまで化粧水が行き届いていない、なんてことが多いようです。
鏡をしっかり見ながら、おでこから伸ばすのではなく、おでこが終わったら眉間、といったようにパーツを分けて化粧水を塗布してください。
面積が狭いパーツなので、化粧水を浸したコットンをのせてパックするのもおすすめです。
化粧水がしっかり浸透すると肌が柔らかくなり、しわ対策になります。
美容液やクリームの美容成分も浸透しやすくなるので、化粧水は丁寧に与えてあげましょう。
潤いを保つ保湿方法
保湿も化粧水と同様眉間を見落としがちなので、鏡を見ながら丁寧にしていきましょう。
化粧水がしっかり浸透してから美容液やクリームを塗布してください。
少し手のひらで温めてから乾燥小じわに沿って塗ることで、保湿成分が肌に入りやすくなります。
眉間のエイジングケア!ハリツヤ対策
眉間のしわやハリの無さを気にすることなく、自由なヘアスタイルを楽しみたいですよね。
でも、今のしわしわヨレヨレの眉間では前髪を上げるなんてもってのほか。
ついつい、眉間を隠すようなヘアスタイルにしてしまっていませんか?
ピンとした目元や口元を育てるのと同じように、眉間のエイジングケアにも力を入れていきましょう。
ハリを保つ美容成分
肌のハリを保つには、皮膚のより深い部分、真皮に働く美容成分を積極的に摂りましょう。
特にハリケアに良いといわれている「コラーゲン」や「エラスチン」は加齢とともに減少しがちです。
基礎化粧品から配合されているものを選ぶのが良さそうです。
また、「コラーゲン」や「エラスチン」は普段の食事だけで十分に得るのは難しいため、サプリメントや美容ドリンクで摂り入れるのもおすすめです。
若々しい素肌を保つために、スキンケアだけでなくインナーケアにも意識を向けましょう。
表情のクセを鏡でチェック
眉間が乾燥している状態でしわが寄るような表情をしてしまうと、いつのまにか一時的な乾燥しわも常に残るしわになってしまう恐れがあります。
普段気が付いていない表情のくせを知るために、鏡を見て眉や目を動かしてみてください。
電話をしている時に鏡を見ると、自然な表情でどうしわが寄るのかを知ることができます。
スマホやパソコンを触っていたり、意識が他に向いているときの表情は硬くなりがちなので、いつどんな風に眉間にしわが出ているのかをチェックしてみてください。
アイクリームで眉間の弾力アップ
目元のハリを保ち、しわに良いといわれるアイセラムやアイクリームですが、実は眉間にもその働きが期待できます。
アイクリームは目周りの細かい部分に少量浸透させることで潤いや弾力アップにつながるので、デリケートな眉間にもぴったりのケアアイテムなのです。
「ビタミンC誘導体」など、美白成分が高いものは乾燥がひどい場合は避け、保湿成分が高いものの使用をおすすめします。
これで差がつく一歩先の眉間ケア
眉間に自信を持つために、普段のしわケアや保湿にプラスアルファのお手入れを加えましょう。
紫外線対策
紫外線は乾燥だけでなく、肌のお悩みにとって大敵です。
日焼け止め成分の入った下地やクリームは一年中しっかり塗っておきましょう。
前髪で隠れていたり、帽子の着用をしている時も油断大敵です。
眉間のような細かいパーツは忘れがちなので、気を付けましょう
メイク直し
化粧が崩れだした午後になると、テカりが気になりだすのがTゾーンです。
ついついティッシュやあぶらとり紙で皮脂を抑えがちですが、必要な潤い成分まで拭ってしまうと乾燥の原因になってしまいます。
メイク直しの際は表面に浮いた汚れだけを拭くように軽く皮脂をオフし、乳液やバームで保湿してからベースメイクを塗りなおすようにしましょう。
そうすることで乾燥を防ぎ、メイクを長持ちさせることができます。
シェービング前後のケア
意外とできていないのがシェービング前後の保湿です。
肌表面の角質を傷つけ、摩擦による乾燥ダメージも引き起こしてしまうので、眉やおでこの産毛・ムダ毛を処理するときは、前後に保湿を入念にしたスキンケアを心がけましょう。
また、肌に負担の少ない自己処理方法は、顔剃り用の電気シェーバーがおすすめです。
カミソリや毛抜きは皮膚だけでなく毛根にも刺激を与えてしまうので、眉間を傷つけないために処理の仕方も見直しましょう。
まとめ
眉間は、普段からケアに意識を向けるか向けないかで大きく違いが出ます。
テカりやすいからといって乾燥しにくいわけではありません。
見落としがちな細かい部分だからこそ、丁寧にケアしてハリとツヤを保った自信の持てる眉間を目指しましょう!
この記事は、ライターが収集した情報に基づいて作成されています。効果には個人差がございますので、ご自身の責任でご利用・ご参考ください。
加恵美容家
10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。Recommend
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