
女優さんやモデルさんもとり入れていることで、一躍有名になった朝バナナダイエット。
高い栄養価があるバナナは、スーパーでも手軽に買える食材としてダイエットにぴったりだといわれていますよね。
では、なぜバナナは朝に食べるのがダイエットに良いのでしょうか?
本気で痩せるには、やり方が相応かどうかも大事なようです。
朝バナナダイエットの効果やバナナに飽きたときにおすすめの方法、注意点についても詳しくお伝えしていきます。
バナナは栄養豊富なダイエット食
かつて大きな話題となった“朝バナナダイエット”は、バナナがもつ栄養価の高さがダイエット食として適していることもヒットした理由の一つだといわれています。
どんな栄養が含まれているのか、まずはバナナに含まれている栄養成分について詳しく学んでいきましょう。
ミネラル
バナナはミネラルをたっぷり含んだ果物として知られています。
特に免疫機能の向上や塩分の取りすぎによるむくみ予防に適しているというカリウムや、体内の代謝やカルシウムの吸収を助けるのに役立つマグネシウムが豊富なため、ダイエット食にぴったりなようです。
食物繊維
バナナに含まれる炭水化物のうち、その多くを占めるのが食物繊維なのだとか。
腸内環境を良くするのに役立つため、ダイエット中に悩みがちなお通じも助けてくれそうですね。
ビタミン
ビタミンの中でもB群が豊富なのがバナナ。
糖質・脂質の代謝を助けるB1・B2や心筋の活動を保つ働きをしてくれるB6、ダイエット中に起こりやすい貧血も予防してくれる葉酸などが含まれています。
朝にバナナが合う理由3つ
栄養成分が豊富なバナナですが、なぜ朝に食べることがダイエットにつながりやすいといわれているのでしょうか?
“朝バナナ”に期待できる効果を探ってみましょう。
①お通じが促される
食物繊維を多く含んでいるバナナ。
ただ食べるだけでも腸内環境を整いやすくしてくれるみたいですが、胃がからっぽな状態である朝に食べることがポイントになるそう。
空腹時間が長くなった朝のタイミングに食べれば胃が拡張され、腸への良い刺激を与えてくれるようです。
②寝起きの身体に活力アップ
バナナには必須アミノ酸の一種トリプトファンが含まれています。
このトリプトファンは、体内で幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの生成に役立つ成分であるため、精神にやすらぎや安定をもたらすことで知られているようです。
体調が整うだけでなく、朝に食べることで心の落ち着きやパワーの元になるでしょう。
③少量でも朝食に最適
朝食をとること自体が苦手、朝は何も食べない、という人も多いですよね。
バナナは少量でも満腹感を得ることができたり、エネルギーに変わりやすいため朝食べるのに適している果物なのです。
冷蔵庫に入れる必要もなく、包丁いらずでサッと皮をむくことができるため、時間の無い朝でも手軽に食べられることが朝バナナの魅力でもあります。
バナナがもつダイエット効果
朝の栄養補給にぴったりのバナナですが、食べることはどのようなダイエット効果につながるのでしょうか?
バナナに含まれている成分が生み出す作用や、気になるカロリーについてお話ししていきましょう。
血糖値を緩やかに上昇させる
バナナがもつ糖質はブドウ糖やショ糖など、種類は一つではありません。
吸収スピードもそれぞれ違うため、全ての糖が吸収されるのに時間を要します。
糖の吸収速度が遅いと血糖値の上昇も緩やかになるため、脂肪の蓄積も予防してくれますよ。
低カロリーで減量中にも安心
バナナは1本あたり約86キロカロリー。
低カロリーなことに加え、甘みがしっかりあるため満足感・満腹感を得ることができます。
朝のエネルギー補給や間食にも向いていますよ。
エネルギーになりやすい
バナナには必須アミノ酸であるメチオニンやリジンという成分が含まれています。
ビタミンB群や鉄分と合成することでカルニチンという脂肪燃焼を促進させる成分を生み出すため、エネルギーに変わりやすいのだとか。
また、バナナに含まれているビタミンEは、細胞のエネルギー代謝を促進するコエンザイムQ10の体内合成を助ける成分でもあるため、ダイエット中に適した果物だといえそうです。
デトックスを助ける
バナナに含まれているペクチンという食物繊維は、整腸作用だけでなくコレステロール値を抑える働きがあるといわれています。
そして、果物の中でもトップクラスに含有率の高いカリウムはナトリウムの再吸収を抑制するため、塩分の取りすぎによるむくみの予防が期待できる成分として知られています。
バナナはデトックスを助ける果物でもあるのですね。
ダイエット中のストレス軽減
バナナに含まれているトリプトファンによって生成されるセロトニンは、ストレスやイライラの解消にも役立つ幸せホルモンなのだそう。
また、バナナに含まれているポリフェノールは、ストレスにより生み出された活性酸素の除去を手伝い、酸化を防いでくれる抗酸化成分なのだとか。
バナナを口にすることは、食事制限やハードな運動によるダイエット中のストレスにも役立ちそうですね。
朝バナナダイエットのやり方
朝にバナナを食べるということが基本ルールではありますが、食べる量や一緒に摂る飲み物を間違えるとダイエット効果につながらないこともあるようですよ。
ダイエット効果を発揮しやすく痩せ体質に導いてくれる適切な“朝バナナダイエット”の方法をレクチャーしましょう。
①バナナと常温の水を用意
用意するもの、朝食時に口にするものはバナナと常温のお水のみ。
バナナは1~2本、水は一日に摂取すべき1.5~2リットルを目安に朝食分として適量を摂りましょう。
昼食や夕食は通常通りの食事で大丈夫だそうです。
②食後30分間は他のものを口にしない
朝の胃腸に負担をかけず、バナナの栄養素を吸収させるため、食後30分間は何も食べないようにしましょう。
コーヒーやお茶など、カロリーが無いものでも30分以降に摂るようにしてください。
③継続することで痩せやすい体質に
人間の体質や細胞は1~3か月のサイクルで生まれ変わるといわれています。
朝バナナによるダイエット効果には個人差がありますし、一時的に体重が減少したからといって数日や一週間でやめず、体質の見直しに励むことがダイエット成功のカギとなるでしょう。
数か月は継続して痩せ体質を目指しましょうね。
朝バナナに飽きたらヨーグルト
毎朝手軽に続けられそうな朝バナナダイエットですが、同じものを食べ続けるダイエット方法は飽きる!という声も多いですよね。
ですが、すぐにやめてしまうとリバウンドにより余計に痩せにくい体質になることも心配。
そこで提案したいのがヨーグルトです。
朝バナナに飽きてしまったとき、バナナの代わりに朝食べるのがおすすめのヨーグルトについて、ダイエット効果や注意点を詳しくご紹介します。
バナナ代わりにヨーグルトがいいのはなぜ?
バナナと似た効果として期待できるのは、ヨーグルトに含まれている乳酸菌による整腸作用です。
乳酸菌は腸内環境を悪くする悪玉菌の増加を阻止し、お通じを促してくれる働きがあるため、バナナによりデトックス効果や腸内環境の良い変化を感じられた場合、代わりとして食べるのに適しているようです。
乳酸菌を腸に定着させるため、朝何も食べていない空腹の状態でヨーグルトだけを腸へ運ぶのがポイント。
朝バナナと同じように水以外のものは口にせず、ヨーグルトの効果を実感しやすい食べ方でとり入れましょう。
朝ヨーグルトを食べる時の注意点
ヨーグルトを食べることで増えた乳酸菌は、数日経つと体外へ排出されてしまうもの。
毎朝、120~200mgを目安に食べることで善玉菌を増加させた腸内環境がつくりやすく、腸が健康な状態もキープしやすいでしょう。
ヨーグルトを選ぶときはなるべく新鮮なものにしましょう。
冷蔵庫に長らくしまっておいたような賞味期限がギリギリのものではなく、生産されてすぐ購入したものを食べるのがおすすめです。
その理由は、乳酸菌には時間が経つほど数が減少してしまうものがあるからだそう。
市販のヨーグルトを購入する際は製造年月日の新しいものを購入し、早めに食べましょう。
まとめ
ダイエットだけでなく、健康維持や美容にも役立ちそうな成分をたくさん含んでいるバナナ。
朝に食べるからこそ感じられる効果もあるということがわかりましたね。
朝食をバナナにするだけで痩せる手助けになるなら、始めてみる価値はありそうですよ。
朝バナナダイエットのやり方はとても簡単ですし、痩せ体質をつくるのにぴったり!
飽きたらヨーグルトに置き換えながら続けてみてくださいね。
この記事は、ライターが収集した情報に基づいて作成されています。効果には個人差がございますので、ご自身の責任でご利用・ご参考ください。
加恵美容家
10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。Recommend
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